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3DCADソフトのブラジャー設計への活用 3

やっと9月に入りましたね。バンザイ! 張り切って制作に励もうと思います。

   CAD作業中


 CADの話の続きです。

 ところがパターンメーキング現場の現実はCADオペレーター専任者という人でも扱いきれない難題というものも数多く出てきます。担当のCADオペレーターの習熟度にもよるでしょうが、例えば「同じ辺の中で縫い代量を連続的に変化させたい」、「他社から送られてきたファイル形式の不明なデータファイルを開きたい」、「平面にダーツを生成する」などというとなかなか技術レベルが高くなり、手描きトレーシングペーパー上では簡単に出来るのにパソコンを使ってやれと言われるととても難しいという課題がいろいろ現れて来ます。
 そうなるといよいよCAD専任者の必要性が高まり、パターンナーとCADオペレーターとの分業化が進むことになってしまいます。

 でもいったい何の目的でCADを導入したのでしょうか?決して安くは無いとっても面白い「おもちゃ」ですから、例えば作業が早く間違いなく大量に処理出来るだろうというのが当初の狙いだったはず。ところが現実はハードルが高いためなかなか元が取れていないどころか、損失が出ている事も多いのではないでしょうか?

 だいたい、CAD操作を練習するために業務時間外ならともかく、時間内に給料をもらいながら練習してるなんて非効率の極みだとは思いませんか?パターンナーは自分の武器とするパターン技能を時間内に練習することはありません。入社前に練習してきた技術を持って戦っているはずです。CADを導入するとメーカーからヘルプデスクなるものを教えられ、何でも分からない事があったら電話してくださいと親切に言われるのですが、操作が分からない度ごとに、なかなか繋がらない電話をかけ、長々と丁寧に指導を受けてるなんて。それでも足りずに定期的に操作セミナー出席なんてどういうつもりで導入しているんでしょうか?

 一方でその武器を受け取ったオペレーターが自分の技術の範囲内で操作してしまうのですから、いくら技術の高いパターンナーのパターンだとしてもそれを扱うオペレーターのCADソフト操作能力に無理やり合わされてしまうのです。

 さらに大量生産が華やかだった30年、40年前頃や超巨大アパレルSPAならば能率優先と言う考え方も誤りとは必ずしも言えませんが、多品種少量の追求が専らである現代においては、これって何とももったいなく、非効率なことと思いませんか?
大多数のアパレル企業が少量をいかにして作るか?を課題としている世の流れから言えばCADの新モデル導入に走るのではなく手描きのCADでは追いつけない微妙で繊細なラインによる手描きパターンメーキングを追求したら新しいビジネスモデルになるのではと思うのですがいかがでしょうか?


それでも現実は各社、毎日毎日このCAD操作作業が絶え間なく行われているのです。

まだCADの話が続きます。


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