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ブラジャーの基礎 36

ここへ来て深刻な風邪に悩まされています。頭痛はそれほどでもないのですが悪寒、咳、熱と苦しめられました。
新春と言うのに!

春の萌し


 それではブラジャーの原型と言うものは対象となるボディを一つに決めれば、1種類だけしかないと言うことになるのでしょうか?

 それには「原型パターンの定義」と言ったものを考えることが必要になってくるように思います。前回の解説で作成した原型が適切なものであるならば「1種類に集約される」と言って良いでしょう。
 ところが今度はその原型を活用して行く段階になると「1種類では不足である」と感じられます。

 原型パターンはすべてのパターンの源流となるものですからその存在価値は原型を実際に様々なデザインの商品のパターンに応用、変形して活用しなければ存在の意味はなくなってしまいます。ところが現在では非常に多くの色々なカッティングのブラジャー商品が存在しています。その場合、「原型は1種類に集約される」と考えるのであればすべての商品をその原型から導き出して来なければなりません。
 この作業はしばしば「展開」と呼ばれます。理屈としては正当な考え方であり、適切なパターンが期待されますが現実的にはかなり労力と時間がかかる作業となります。
 現在の一般的なランジェリー企画企業がこうした作業を全品番に対して行い、それぞれのパターンを作成してゆくと言う事は極めて非効率であると言うことでしょう。特に現代のように、ものづくりのような製品設計論よりも経営効率を追求する経営理論や商品の販売額を追求するマーチャンダイジング論が上位優先思想のトレンドになってしまうと、原型を一つに絞ってパターンコンセプトを集中化させるべき  という声はかき消されてしまう流れになってしまっているものと思われます。



さて、ブラジャーの原型論を何回かに分けて考察してきましたが皆さんの中にそのイメージが固まってきたでしょうか?

 ブラジャーの原型についてはその功罪も含めて株式会社L.C.L.ホールディングスが主催する「ランジェリー・セミナー ブラジャーパターンメーキング編」でも実習を交えて解説しています。
 実際に自分で原型を触りながら解説を聞いた方がはるかに理解が深まると思いますので、強いご興味と忍耐力のある方のみご参加願えたら歓迎いたします。


次回はまた別の話題で話を続けたいと思います。
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