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東京VANTANでのランジェリー講座スタート

10月から東京VANTANデザイン研究所でのランジェリーデザインコースがスタートしました。

  ランジェリーを創ろう!


 大阪のマロニエ専門学校とはまったく違った環境で非常に戸惑うのと、それぞれに対する筆者自身の心構え、話の内容、準備内容などが大阪とは正反対なので頭が混乱状態です。

何とか少しずつ慣れて行きたいと思います。

志望方向は違っても熱心さは一緒。
皆さんに教えてもらいながら新しい方面でのランジェリー・クリエイションに励みたいと思います。

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3DCADソフトのブラジャー設計への活用 10

アパレル3DCADには「サーフェス・モデラー」ソフトのほうが適していると書きましたが、それでもここではあえて「ソリッド・モデラー」たる「SOLID WORKS」を使ってみます。

      DSC_0308_20150930203919366.jpg


 「サーフェス・モデラー」でも「ソリッド・モデラー」でも立体を作る際の作業工程は、まず2D(フラット)の状態で断面図を描き、しかる後にその2Dスケッチを、「押し出し」たり「回転」させたりして立体化して行くというものです。

 前回までにブラジャーの後身の2Dスケッチは完成しているのでそれを「押し出し」て3Dの立体にして見ます。
その押し出し量ですが今回は1mmとしてみました。
 布の厚さで1mmもある生地は滅多に無いと思いますがここでは別の目的があるので余りこだわらず、1mmに設定してみたのです。

 こうして1mm厚の後身を造ったのが上の写真です。

 でもこれでは本当に3Dになっているのかどうかが分かりにくいので、下の YouTube動画でグリグリ状況を掲示してみました。
 
   

 確かに3D立体になっているのが分かりますよね。

マロニエファッション専門学校でのランジェリー講座スタート

ランジェリー講座



La CeRESが主体となって開催してきたランジェリーセミナーはすでに終了したとお知らせしましたが、それに代わってこの度、大阪市北区の「マロニエファッション専門学校」におきまして「ランジェリー講座」のカリキュラムを持たせていただけることになり、10月15日からスタートいたしました。

輝く沢山の眼。私たちはさらに大きなやりがいを感じています。

この中からぜひ新しい、独自のランジェリー世界の開拓者が出来るだけ大勢、現われてくれるよう大いに期待しています。

3DCADソフトのブラジャー設計への活用 9

一応、2Dのフラットな状態で描いたブラジャーの後身の製図を3Dに立体化してみましょう。
  DSC_0308_20150930203919366.jpg



 その前に今回使っている「SOLID WORKS」のような3Dデータを扱うソフトには色々な種類のものがあってそれぞれ特徴があると言うことを話しておかなければなりません。そうでないとなぜわざわざアパレルではまったく使われていない(と思われる)SOLID WORKSを持ち出してきたのかと言うことが分かりにくいと思います。

 3Dソフトの機能の中で「モデリング」機能と言うものがあります。文字通り「形作る」機能な訳ですが、このモデリングについてはソフトによって何種類かの仕様の違いが有り、大きく分けると「サーフェイス・モデラー」機能を持つソフトと「ソリッド・モデラー」機能を持つソフトとに分かれます。この他にもワイヤーモデラーとかポリゴンモデラーとかがあるようですが、ここでは3DCADで話の分かれ目となる上記の2種類のモデリング機能に絞って話を進めます。

 「サーフェイス・モデラー」として機能するソフトでは「表面」と言う意味の通り3D化された物体の表面(の形状)にのみ着目したものであり、「ソリッド・モデラー」では「固体」と言う意味の通り表面を含めた「中身」をも勘案して動かすものであると言う区別になります。
 例えて言えば球状の3Dモデルを造ろうとした時、「サーフェス・モデラー」は紙風船で作った様な球をモデリングをする(紙でももちろん厚みがあるのですが、厚みを0と考えた場合です)ソフトだし、「ソリッド・モデラー」では砲丸のように中まで全部詰まった球をモデリングするソフトと言えましょう。

それで「SOLID WORKS」はどちらに属するのかと言えばその名に示す通り「ソリッド・モデラー」と言うことになります。ですから中身が詰まったブラジャーのパターンを作るというソフトだということですね。

 しかし、特に今でもアパレルCADを3D的に使っている方々は変だと感じられませんか?アパレルCADの使用目的はコンピューターの助けを借りながら衣服のパターンを作成すること、ということは例えば厚みが0の紙で衣服を作った時にそのパターンが美しい表現が出来るのか?着心地は?生産がしやすいか?などと言うことで、その紙が厚さを持ったソリッドなものと考えるということはかえってパターンの巧拙の判断を誤らせると思われるのではないでしょうか?

 つまり3Dでパターン・メーキングするアパレルCADとしては「サーフェス・モデラー」機能を持つソフトのほうが適していると言うことです。


3DCADソフトのブラジャー設計への活用 8

まずブラジャーの後身をこの「SOLID WORKS」で描いてみましょう。

 一般に使われているアパレルCADソフトと違い、TIIP dxfで以前のデータを取り込むとか、スキャナーでパターン図をスキャンするとか自由曲線を駆使してキャンパス上に描くとかいうことはこのSOLID WORKSでは困難になります。あくまでも機械製図用ですから数値データで大枠の形状を描き、次に細かいライン修正をして行くと言うことになります。ただし、そのライン修正も前回、前々回でお話したスプライン曲線になっていますから微妙で流れるようなラインを引こうと思ってもなかなか難しそうです。

 そうした事もあって比較的単純な形状をしている「ブラジャーの後身」パーツを取り上げてみました。このパーツは多くの場合、長方形的というか台形を横に倒したような形状を採ることが多く、このSOLID WORKSソフトでも描きやすいパーツであると思います。


 まず元形となるブラジャー製図を見ながら適当に長方的な図を描いてみます。左右の上下方向の辺は直線ですので始点と終点との2点を取って線を描けば良いのですが、水平方向の辺はカーブになりますので始点と終点との間に少なくとも1点の中間点を取り、跡でカーブの具合を調整できるようにしておきます。
それが下の写真です。
    DSC_0305_20150930203915658.jpg


 これではブラジャーの後身パーツとしては一見して適当だとは言えない形状ですから、次に各辺の寸法を指定してやって形状を合わせて行きます。元型の製図上の寸法を測りながらそれを画面上の長方形の各辺に当てはめてやると下の写真でご覧のとおり後身パーツの形状に近くなって来ました。
       DSC_0306_20150930203917737.jpg

これをさらに上下辺の中間点の位置を調整してカーブの具合を元図に合わせて修正してゆきます。


 さあ何とか近い形になりました。ただこれだけでは普通の2DCADと一緒ですから、いよいよ次回から3DCADたる立体化を進めて行きたいと思います。

3DCADソフトのブラジャー設計への活用 7

筆者のメゾンではもうよそ様の依頼の仕事は請けていないのですが、その発表をした途端に数多くの依頼打診が寄せられました。やはりランジェリーフリークの方は多いのですね!

    DSC_0305_20150930203915658.jpg


 これまで長々とCADの描線の話ばかりを続けたので「題名は3Dというのに3Dとは関係ないじゃないか」と思われている方々も多いかもしれません。お待たせしましたいよいよ3D CADの話です。

 アパレルCAD業界でもかなり3Dの関心が深まっているのでヴァージョンアップでその機能を持たせたものがありますから、すでに3DCADを使っている人も多いと思います。
 ただここでご案内するCADは多分そうした現役CADソフトとはやや方向が異なったものを試用してみましたので、こんなことも出来ると言うことを見ていただく機会にしたいと思います。

 今回使う3D CADソフトは「SOLID WORKS」というものです。機械設計分野などではポピュラーな設計ソフトのようですが、そのために複数の部品の組み立てテストなどに有用との事です。どのソフトでも同じですが今のところは3DCADを使ってもそれを確認するのはフラットな2Dのディスプレー画面ですから2Dで見ながら直感で3Dに頭の中でイメージできるようなディスプレー方法と頭の構造が必要ではないかと思われます。
 もちろんこのSOLID WORKSをアパレルで使用されている例は知りません。

 なぜそんなソフトを持ち出したのかと言うこと、具体的にどう使えるのかについては次回から少しずつお話してゆきます。

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