快適なパターンメーキング

新春 1月度の東京ランジェリーセミナーは無事終了しました。ご参加ありがとうございました。
今年から若干方向を変えて実施した初めてのセミナー。
手前味噌ながら自分自身の考え方に自信が出てきました。

軽快なパターンメーキング


今回一番勉強させていただいたのはセミナーを開催した自分自身かも。

 内容を再吟味してさらに分かりやすく明快にした「ブラジャーのパターンメーキング エレメンタリーコース」。
このセミナーはこれで思い通りの解説が出来たと思うのですが、それ以上に筆者自身がエキサイトしたのが「パターンメーキングのデジタル化」セミナーでした。

 端的に言えば、通常は製図用紙の上で鉛筆を使って行うパターンメーキングをパソコンでやってしまおうと言う試みの提案セミナーなのですが、開設をして行くうちに自分自身の頭の中で「こうすることが出来るのならああも出来るのではないか?」 と色々な発展系が次々と頭をよぎり、このセミナー開催の趣旨どおりパターンメーキングデジタル化の可能性の広さに自分で驚いてしまった次第です。

 何だ、デジタル化するならCADを導入したら良いのでは・・と考えられる方々もおられると思いますが、今回提案したデジタル化提案の方法は、安くなったとは言ってもまだまだ高価なCADシステム、思い切って導入しても他社のCADとの互換性はどうしたら良いの?、パターンメーキングにしか使えないソフトをわざわざ購入する必要があるの?そして大きな問題は「フリーハンドのようなきれいな線が描けない」と言う点。パターンメーキングのエレメンタリーコースで推奨している製図線の描き方のうち「接線」がうまく描ける方法等々ということから今回提案した方法がベストだと確信できました。


 そうして意味から筆者自身が一番勉強が出来てありがたいやら申し訳ないやら。今後のセミナーで皆さんに少しずつお返しして行こうと思います。



パターンメーキングのデジタライズを推進する  La CeRES


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ブラジャーの基礎 36

ここへ来て深刻な風邪に悩まされています。頭痛はそれほどでもないのですが悪寒、咳、熱と苦しめられました。
新春と言うのに!

春の萌し


 それではブラジャーの原型と言うものは対象となるボディを一つに決めれば、1種類だけしかないと言うことになるのでしょうか?

 それには「原型パターンの定義」と言ったものを考えることが必要になってくるように思います。前回の解説で作成した原型が適切なものであるならば「1種類に集約される」と言って良いでしょう。
 ところが今度はその原型を活用して行く段階になると「1種類では不足である」と感じられます。

 原型パターンはすべてのパターンの源流となるものですからその存在価値は原型を実際に様々なデザインの商品のパターンに応用、変形して活用しなければ存在の意味はなくなってしまいます。ところが現在では非常に多くの色々なカッティングのブラジャー商品が存在しています。その場合、「原型は1種類に集約される」と考えるのであればすべての商品をその原型から導き出して来なければなりません。
 この作業はしばしば「展開」と呼ばれます。理屈としては正当な考え方であり、適切なパターンが期待されますが現実的にはかなり労力と時間がかかる作業となります。
 現在の一般的なランジェリー企画企業がこうした作業を全品番に対して行い、それぞれのパターンを作成してゆくと言う事は極めて非効率であると言うことでしょう。特に現代のように、ものづくりのような製品設計論よりも経営効率を追求する経営理論や商品の販売額を追求するマーチャンダイジング論が上位優先思想のトレンドになってしまうと、原型を一つに絞ってパターンコンセプトを集中化させるべき  という声はかき消されてしまう流れになってしまっているものと思われます。



さて、ブラジャーの原型論を何回かに分けて考察してきましたが皆さんの中にそのイメージが固まってきたでしょうか?

 ブラジャーの原型についてはその功罪も含めて株式会社L.C.L.ホールディングスが主催する「ランジェリー・セミナー ブラジャーパターンメーキング編」でも実習を交えて解説しています。
 実際に自分で原型を触りながら解説を聞いた方がはるかに理解が深まると思いますので、強いご興味と忍耐力のある方のみご参加願えたら歓迎いたします。


次回はまた別の話題で話を続けたいと思います。

ブラジャーの基礎 35

2015年最初のブラジャー パターンの解説になりますが、前回の2014年末は確かブラジャーの原型について話していた途中でしたね。

Let's make draftings


ブラジャーの原型パターンと言うものは非常に作りにくい。それではどうしたら良いのでしょうか?
 
 筆者の会社で開催しているブラジャーパターンメーキング・セミナーにご参加いただいた方はご承知と思いますが、このセミナーでは「ブラジャーの原型」を配布、解説しています。一体この「ブラジャー原型」とはどういう根拠で作成されたものなのでしょうか?

 どんな衣料品でも着用性が良いかどうか(着用者にうまくフィットして適合しているか)にはいくつかのポイント(部位)があるはずですが、ブラジャーの場合では大きく言って2つのポイントがあります。そのひとつにカップ部のそれがあります。そしてカップ部のポイントはさらにいくつかのポイントに分かれ、その主なものの一つ目はボリュームと呼ばれるバストの容量について。そして二つ目は縁郭、バージスラインなどと呼ばれるバストの輪郭線の形状についてがあります。そしてこの二つがカップ部の着用性能のメインとなるものです。

 ブラジャーの着用性のもうひとつのポイントはブラジャー衣料全体の長さについての点です。通常のブラジャーでは着用時に体に巻きつけて使用しますからこの長さの設定によりきつかったりゆるかったり、丁度良かったりします。ブラジャー全体の長さについては使用する材料の違いによって左右されますが比較的設定は簡単になります。

 やっかいなのはカップ部の設計です。それは前述のとおり細かく見ればバストの容量と縁郭ですが、これらはまさに十人十色であり統一化することは難しいものと思われます。

 すなわちブラジャー原型の設定に際して一番重要な事項となるのはこのバストの容量と縁郭とをどのように設定し、その設定したものが適切なものであるかどうかにかかっていると言えましょう。

 良くご存知の通り、店頭で売られているブラジャー商品のJISサイズ表示はB70、C70と言う表示方法でなされていますが、前部分のBとかCとかは先ほど触れたカップ部の大きさを示し、後半部の70などと言う数字部分は衣料全体の長さを推定できるものと言うことになります。


    ブラジャーの原型パターンを追求する  La CeRES

新春 東京ランジェリー・セミナー・ツアー へのお誘い

2015年新春 東京ランジェリーセミナー開催のご案内を申し上げます。


<参加申し込みは13日をもって締め切りました>

初春3


新春にふさわしく、新しいコンセプトのもとでの東京ランジェリーセミナーを開催いたします

テーマ1 「ブラジャー・パターンメーキングのデジタライズ・プロポジッション

テーマ2 「ブラジャーのパターンメーキング  エレメンタリー(初級)コース


開催:2015年1月21日、22日    於 東京中央区産業会館



詳細内容や開催日程などは こちら からご確認ください
お問合せ、お申込みは info@laceres.com まで



セミナーの運営は  株式会社L.C.L.ホールディングス
セミナーの開催は  Maison de LINGERIE  La CeRES



2015年 新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

今年から筆者の母体であるL.C.L.ホールディングスも新しい事業内容へと変身いたしました。
迎春


 怒涛の如く迫ってくるデジタル化の嵐の前に、ランジェリーのものづくりもこれまでの方法では色々と無理が生じてきている状況を感じ取っています。

 2015年という年を一つの区切りとしてその大きな波の中に身を投じて「新しいランジェリー創り」を考えて行きたいと思います。先は見通しがたく、果たしてこの進路が正解なのかも進んでみなくては分からないのですが、現状の閉塞性を打破するためにはいつかは目の前の壁を乗り越えなければなりません。

 それには大きな不安、心配も伴っています。
 でも現在の苦しい環境を与えられたありがたい、とても良いきっかけとして進みたいと思います。

 どうぞ本年も変わらぬご支援、ご指導のほどを宜しくお願い申し上げます。


  ランジェリーを力に! 
 Maison de LINGERIE  La CeRES

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