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9月度東京ランジェリーセミナーは終了しました

東京での9月度のランジェリーセミナーは無事終了しました。
   今回もご参加いただいた皆さんの熱気に押された2日間でした!

         ブラジャーの創作


去る9月20日、21日の2日間にわたって東京新宿のミシンプロ様レンタルスペースで開催しましたランジェリーセミナーは皆様のご協力で無事終了することが出来ました。

これもひとえに皆様のご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

 一日7時間でブラジャーやショーツのパターンから縫製までを突貫作業で行ないましたが、疲れも見せず気に入るまで何度も工程をやり直している姿は「クリエイター」以外の何者でもありません。その繰り返しこそが単にランジェリーだけにとどまらず、自分の人生のクリエイションに繋がるものと確信できます。

ぜひ、継続して自分の思うとおりの試行錯誤を続けて行って頂きたいと思います。


 さて、10月度は第3週頃の開催予定です。セミナー内容など詳細は今月末までには La CeRES のHPで公表させて頂きます。次回につきましてもランジェリー好きを自負される方々のご参加をよろしくお願い致します。




Maison de LINGERIE  La CeRES は日本のランジェリー・テクニークの集積化を目指しております。隣国に配布してしまったテクニークは二度と戻ってきません。仮に今さら戻ってきたとしてもそれは既に何のファッション性も持っていません。つまり人々を感動させるに値しないと言うことです。
私たちの目指すところは、これまでに無い新しいテクニークそしてノウハウを既存のそれの上に載せ、日本独自の新しいランジェリー・ファッションを創り出すことです。
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ミシン整備改造簿8

二本針本縫いミシンの特徴や概要は分かって頂けましたか?
いよいよ試縫いです!
縫い上がり


 ブラジャー縫製において二本針本縫いミシンを使う場合、たいていはアタッチメントという金具と一緒に使うことがほとんどです。この金具は特別に作製された規格で、ブラジャーに縫いつけられるテープや縫代などを思ったとおりに容易に加工できるような機能を持っています。

 例えば下の写真はカップ渡り部に良く使われるアタッチメントですが、2cm程度の巾にカットされた透明感のあるハーフトリコットテープを縫いつけながら押えて行くという工程を、二本針ミシンで1工程で加工してしまうために使われるものです。
ラッパ

 これらのアタッチメント類は最初に「特別に作製された」と書きましたように希望する縫い仕様によって非常に多くの種類があり、またその調整が微妙であるためほとんどオーダーに近い形で使われる例が多いようです。
セット

 そしてこのアタッチメントを使って縫ったのが一番上のブルーの生地に白いテープを縫い付けたものです。ブラジャーの場合では「縫代隠し」が一番の目的と言えますかね。下着では肌触りが大事なのでいくらタッチの良い生地を使っても縫代が厚くなって邪魔になりますが、その縫代の上を覆うことにより優しいタッチを産み出してくれます。

 肌に直接着けるから肌当りは良く、でも造形しなければならないから何枚も重ねた生地をしっかりと縫うというブラジャーにはこの二本針本縫いミシンが良く合っているんですね。

さあこれで二本針本縫いミシンは生き返ってきました!

東京ランジェリーセミナー

9月度の東京ランジェリーセミナーを下記の内容で開催いたします。
今回も多数のランジェリーフリークの方々のご参加をお待ちしております。

申し訳ありません。8月28日現在9月20日、21日ともセミナーは満員になってしまいましたすでにキャンセル待ちをして頂いている方がおられますのでこれから申し込まれてもご参加は無理と思います。
ご迷惑をおかけしますがご了承の程をお願いいたします。

         9月のランジェリーセミナー


講座題目:ランジェリー短期創作講座

講座概要:ブラジャーなどのランジェリーアイテムについて、簡単なパターン制作から作品制作までのエッセンスを集中的に1日7時間で解説・実習・制作を行い、完結させます。
作品制作用材料はこちらで準備しております。

開催予定日:2014年9月20土曜日 及び21日日曜日の各日 11時~18時を予定
    開催予定は土曜日と日曜日の2日になりますが、内容は下記の通りそれぞれ異なります。両日共ご参加いただいても、どちらか一日だけのご参加でも結構です。

テーマ:9月20日(土) ノンワイヤーブラジャーの制作
    9月21日(日) ショーツの制作

開催場所:東京都渋谷区 ミシンプロ様レンタルルームにて(JR新宿駅から徒歩5分程度)

募集人数:各日共 5席   2日計10席 

参加費用:1日1テーマ1名当り¥8000円  レンタルルーム代、レンタルミシン代、材料費を含む。
    開催に先行してお振込みいただきます。


この集中講座についてのお問い合わせ、お申し込み等は
 06-6305-0686 または info@laceres.com  株式会社L.C.L.ホールディングス 石井宛にどうぞ


セミナーの主催は Maison de LINGERIE La CeRES です


ミシン整備改造簿7

すみません。あわてていて写真を添付するのを忘れていました。修正しましたのでもう一度ご覧ください。 初期状態


 筆者が感じる二本針本縫いミシンの最大の特徴は「針送り機構」です。 一般のミシンではセットした布の下側に「送り歯」というギザギザがあり、それがミシンの回転に従ってボートのオール漕ぎのように針板面から顔を出してきたかと思うと前方に布を引っ掛けながら送り、送り終わると頭を引っ込めてまた元の位置へ戻ります。
 そしてその運動を継続的に行なうことによって布が送られ、ステッチが連続的に形成されるようになっています。

 大部分のミシンの布送り機構はこのように「送り歯で送る」のですが、この方法はシンプルで簡単な機構で出来る反面、その弱点は「布同士のズレ」が出やすい事が挙げられます。

 ミシンで縫うという目的は2枚(以上)の布をくっつける(縫い合わせる)事ですから、縫う際に送り歯の上には2枚(以上)の布が重ねて置かれているはずです。
 ところが送り歯が直接触れているのは一番下側の布だけで、その上の重ねられた布は摩擦抵抗の力で引きずられて送られているだけ、と言うことは縫いづらい布や滑りやすい布、そして複雑な縫い線カーブなどを縫う時には送り歯で直接送られている下側の布と、引きずられて付いていっている上側の布との間に少しずつ「ズレ」が生じて来、寸法が合わない、縫いジワ(パッカリングと言います)などの問題点が出てきてしまいます。
 そして二本針本縫いミシンが主として扱うのはこうした縫いにくい、布が厚い、しっかりときちんと縫わなければならない箇所であると言うことを考えると、一般のミシンのように下側の布だけを送り歯で引っ掛けて送ると言う機構では上手く縫えないという問題が出てきてしまうのです。

 そこで考えられたのが「針送り機構」です。これは簡単に言えば針が布を貫通した状態の時に布を送っているのです。
 今回の3枚の写真を見てください。一番上の最初に掲載した写真は縫う前の写真です。針はこれから下に下りて行く所です。
 二番目の下の写真は針が布を突き刺し始めた時のものです。布を上から押えている「押さえ」パーツの溝に対する針の位置を見ると、溝全体の右側4割くらいのところにあります。
縫い始め

 最後の三番目の写真は針が布から抜け出る直前の時です。同様に溝に対する針の位置はほぼ一番左側にあることが分かりますね。つまり二本針本縫いミシンは針が布を突き刺すと同時に下側の送り歯と共に布を前方に送り始め、針が布から抜け出ると布を送るのを休止すると言う一般のミシンの布送りのタイミングとは異なった動きをして、上下に重ねた布同士のズレが起きないようにしているのです。
縫い終わり

 本当に面白いミシンです。ちなみにこの二本針本縫いミシンは古いせいか、縫っている時の音も古風です。最新の本縫い系のミシンがすぅーと電車のように静かにスムースに動くのに比べ、このミシンはガシャガシャとゆっくりと重々しくまさに蒸気機関車のように針を進めるのが見ていてもとっても楽しいです。
 いつまでも元気に動いて!と声をかけたくなるようなマシンです。

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