木陰の技術立国


このブログの最初の部分でも書いたように、私が残念に感じてこのブログを始めた理由は「すべてタダであげてしまった技術やノウハウを少しでも日本に残して、世界にも誇れるものづくりを継承して行きたい!」という事なのですが、最近になってその元気が凪いで来てしまったようです。



 私世代の方々は「技術立国 日本」というフレーズは頭に刻み込まれているのではないでしょうか。私が学校で習ったのは「日本は資源が少ないから外国から原料を買ってきて、それに付加価値を付け加えて製品化し、外国に輸出して成長する」という話でした。
 その付加価値は当初は「真似」だったかもしれませんが、日本人の生真面目さにより独自とも思われるような技術に育て上げてそれが諸外国にも認められ、世界の中の日本の高度成長に大きく寄与してきたはずです。

 翻って現在の日本はどうでしょうか?
 マネー市場では引き続き大きな力を持っているのかもしれませんが、「技術立国」と言う言葉は既に過去の物となってしまったと言わざるを得ないとあなたも思いませんか?

 「技術立国でなくとも良いではないか?」という考え方も確かに成り立つと思います。
 新聞を見れば名だたる大手の電機メーカーが少し前には考えられなかったような内容で記事になっています。私も技術立国で無くとも構わないと思います。では、日本は何立国に成長したのでしょうか?
 そしてこれらの大手電機メーカーはどう言う方向に成長したのでしょうか?

 確かに技術力溢れた企業で無くとも良いと思いますが、それに代わる力が付いていなければ現在の大きな世界の波の中ですぐに沈み込んでしまうことでしょう。
 ですから「少なくとも他の力が十分に備わる前には、技術力は手放してはならなかった」はずです。ところが安易に手放してしまった企業もあったと思われる節があります。そうした企業は、現在のように国によって必要以上に守られる事のもう無い時代には、あまりにも無力です。

 ブラジャー作りのノウハウがこのように大きな影響力を持つとも思われませんが、同じ様にすべて技術をタダでどんどん渡してしまったら、次の新手のノウハウの備えが無ければ負けてしまうのは当たり前です。


 自分自身でこのように考えながらとぼとぼ歩いていると、小路に影を落とす小枝の影が次第に大きく変わって私を飲み込んでしまいそうな憂鬱な気分がして来ました。



                      木陰
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ワイヤー

ワイヤー

以前もこのブログで取り上げた画像ですが、今回はちょっとびっくりした話!


 この画像は何だか分かりますよね?これまででも良く取り上げていたワイヤーブラジャーのカップ周りに入っているワイヤー部品です。
 もちろん、普通は鋼鉄製の硬い材質のものです。

 東京でのセミナーで、皆、「ブラジャーを手づくりするにしても材料が売ってないから・・」と言う話題になって、それぞれ「どこの店ではこんな材料が売っていた」という話をしだしましたが、その中で
 「新宿の・・ヤさんではワイヤーを売ってますよ」と言う話が出ました。

私は絶句!
「ワイヤー買って何にするの?」
 多分想像するに、自分のブラのワイヤーが変形してしまったから新しいのに入れ替える  などかなぁと思ったのですが、入れ替えてどうなるの?そんなことしたらそのブラジャーのパターンなんか滅茶苦茶になってしまうじゃないの!

とにかく「カップ周りに針金が入っているのがワイヤーブラジャー」という認識なのかなぁ?
今までキーっとなりながら考えていたワイヤーのカーブ設計のことなどが大空のかなたに吹き飛んでしまう、衝撃的な話でした!

東京セミナーは一段落

春の蕾
いよいよ春!というかいきなり初夏!の様相。東京は大風も吹いて写真の新宿御苑の桜の蕾もでてきたばかりなのに可愛そう。
そんな中、東京セミナーの1クールが終了完結できました。



 ランジェリー・セミナーをご支援頂いた方々に心から感謝申し上げます。

 何度も書きますが、とにかく東京の方々は熱心です。下手な私の話を一生懸命聞いていただいたのには、ただただ頭が下がります。その辺が大阪との差を一番感じた第1クールの東京ランジェリーセミナーでした。

 ただ、私が後半に体調を崩したり、会場の問題、人数制限、そして根本的な下記の問題などでいろいろな課題が残ってしまったのも事実です。次回はこうした課題を少しずつでも解決しながら進んで行きたいと考えています。

 そうして次回はいつなの?と言う話になるのですが、それがまだ決まっておりません。課題の解決策がまだまとまっていないのと、まず第一に私たちの社内の態勢も固まっていないからです。

 セミナーに力を入れたいのは山々ですが、セミナーだけに力を注いでいることは出来ません。そうしていると一番大事な運営資金がなくなってしまうからです。何とか他の主業務で稼いだ金をセミナーに廻すことを考えないと、やりたい気持ちだけでは何事も進まないのが世の常です。


 そういうわけで少し考える時間が必要なようです。それでもきっと戻ってくるような気がします。私の話を聞いてくれた熱心な東京の方々の顔が頭から離れませんので。

展示会シーズン

霊
3月に入り、陽射しがちょっとだけ今までとは変わってきたような気がしますが、ランジェリー業界ではいよいよ展示会シーズンに突入しています。



 実際の展示会は4月が多いのではないかと思いますが、私たち「ランジェリーのものづくり」業界では今が新製品サンプル作りの真っ最中です。
 このブログへの書き込みがしばらくご無沙汰していましたのもそのためです。休日、日曜日関係なく遅くまで働き続けなければならないのがこの時期。ランジェリーのものづくりを担当している方々はきっと「そうそう!」と大きくうなずいておられることと思います。

 私のところでは、自社の展示会用の商品サンプルが山場だった上に、他所様からの依頼が重なったためそれこそ上を下への大騒ぎ。
 そうなると大抵は社内で口喧嘩が始まり、ただでさえ忙しいのに気分も悪くなり、大きな大きなストレスがたまります。
今回の写真は夕暮れの神社様です。以前に撮影した写真ですが先週の私の気持ちはこの写真のように千千に乱れていました。

 そんな大騒動も一応峠を越え、ストレスが低減してくると今まで以上に気分がハイになってくるのも不思議なものです。


 さあ!この気分を活用して次シーズンは皆が見たこともないような新しいランジェリーを創ります!
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