FC2ブログ

パターンメーキング実習25・・・ブラジャー模型の作製5

前回は抽象的な話で終わってしまいましたが、趣旨がお分かりいただけましたか?



 つまり、紙はまったく融通が利かない性格の持ち主なので、曲面になる部分(今の段階では縫い合わせるパターン線同士が同一カーブでない部分と考えてください)はよほど注意しないときれいな曲面が出来上がらないという理由から、3点の重要点以外に貼る粘着テープの貼り方にコツが要るということになるのです。

 そのコツとは 模型の作製2で書いたガイドラインの2)

・ カーブが急なところには多めに貼り、緩く直線に近いところには粗く貼る

ということになります。詳しく説明して行くとこの表現には少し問題もありますが、今のところはこうして模型を作っていくのだと覚えてください。

 ブラジャーの上カップのカップ渡り線について言えば、

バストポイントに近い部分ではカーブがきつく、バストポイントから離れ両端に近づくにつれて直線になってくる

ことが多いため、通常はバストポイント近辺にはテープを密集化させて貼り、両端に近い部分では粗く、間を空けて貼って行くのが原則です。

 写真が上カップのカップ渡り線にテープを貼り終わった状態です。





それでは皆さんも上カップのカップ渡り線にそのようにテープを貼ってみてください。


                          tape3
スポンサーサイト

パターンメーキング実習24・・・ブラジャー模型の作製4

大事な点(バストポイント)は既に押えましたので、あとはそれ以外の点という事になりますがこれがなかなか曲者で、模型の出来不出来はこれらの点の抑え方次第でかなり良くも悪くも変わってしまいます。



 そもそも今何をしているかというと、本来、布で作るところの立体パターン(今回の場合ブラのカップパターンです)を、代わりに紙で作成しているのですよね。

 ではなぜ紙で作っているのかというと、紙のほうが大切な生地を使ってしまうという無駄が少なく、簡易にできて、しかもパターンの誤差を布より正確にチェックできるからです。
 この最後の「布より正確に・・」が、最重要な答えです。紙は伸び縮みが無視してよい程度しかありません。布の布帛生地も同様に伸びがありませんが、バイアス方向には伸びがあります。紙はバイアス方向にさえ伸びがありません。

 つまり、大きな声では言えませんが、布で縫うパターンは多少の間違いがあっても縫うことが出来、商品になっても一見では分からない程度の縫いあがりの商品となって店頭に並んでいるのです。それは布地というものの包容力に溢れた寛大な心持によるものです。

 一方の紙はそのような思いやりの心は一切持っていません。少しでも違反があればいくら小さな違反でも否応無く指摘して追及してきます。人間の中にもいますが「融通が利かない」のです。

 この違いが紙の良いところであり欠点でもあります。裏返しに言えばそれは同時に布地の良いところであり欠点でもあるのです。

パターンメーキング実習23・・・ブラジャー模型の作製3

まず、一番大事な「バストポイント(B.P.)」を押えましたね?



 このカップ渡り線で次に大事なのは両端です。これはカップ渡り線に限らず
他の辺でも、どのアイテムのパターンメーキングでも同じことですね。
両端の大事さはもう分かっておられるかもしれませんが、後述します。

 これで写真のようにバストポイントと両端の3点にテープが貼られたことになります。
言うまでも無いことですがテープの粘着面の向きはすべて統一しておいてください。


 さて、前述の「辺の両端はなぜ重要なのか?」という話ですが

1) 縫い合わせ長さが同一であることをチェックできる

2) 縫い合わせた後の仕上がりラインが適切であるかがチェックできる

この2点です。


tape1

パターンメーキング実習22・・・ブラジャー模型の作製2

今回はブラジャー模型を作って行く際の、カットテープ片の貼り方のガイドラインについて説明します。



1) 貼る位置のガイドライン
  ・パターンとして大切な点(ポイント)をまず押える(その大切なポイントにテープを貼る)
  ・端点に貼る

2)貼る数のガイドライン
  ・カーブが急なところには多めに貼り、緩く直線に近いところには粗く貼る


という点です。具体的に前回から始めたブラジャー模型のカップ渡り辺のテープの貼り方で説明して行きます。

「大切な点をまず押える(テープを貼る)」という原則から、写真のようにブラジャーパターンの最重要点である「バストポイント」を押える(確定させる)ために、上カップのバストポイント位置にカットテープをまず最初に一つ貼っておきます。
テープの粘着面の向きはどちら向きでもかまいません。

tape2


パターンメーキング実習21・・・ブラジャー模型の作製1

前回のアウトプットパターンの数と形状との確認が出来たら、次にはこのパターンの立体としての形状確認に入ります。
 


 作業の概要を先に言いますと、各パーツを粘着テープを使って組み立てて「模型」を作り、形状(パターンの完成度)とともに縫製上の問題点が無いかチェックするのです。

 まず「メンディング・テープ」というテープを用意してください。15mm巾か18mm巾のものが使いやすいと思います。たいていの文房具屋さんで扱っているはずです。それをパーツ接着用にハサミで3mm幅位にカットしたものをあらかじめ沢山作っておきます。


 最初にカップ部の模型を作ります。下の写真を見てください。上カップパーツを裏側から見たところですが、下カップパーツと縫い合わせる辺(カップ渡り線などと呼ばれます)にカットしたテープ片を貼って行きます。
 この貼り方ですが、むやみに貼って行けば良いというものではありません。貼る位置と数にはガイドラインが存在します。

ガイドラインがどのようなものかは次回説明して参ります。



                                        tape1

テレビ放映のお知らせ

メゾン・ドゥ・ランジェリー ラ・セレス が 「海原やすよともこ」さんのテレビに登場!


 ラ・セレスのランジェリーについての活動が、8月3日
海原やすよともこの裏側発見!」でテレビ放映、紹介されました。人気お笑いコンビ「COWCOW」も加わった貴重な映像になっています。ぜひご覧ください。

ラ・セレスの様子やランジェリー教室の様子もわかりやすく、おもしろく紹介されています。
番組の放映はもう終了していますが、当分の間 こちら からインターネット配信がされていますから
アクセスしてご覧ください。
  

今後とも メゾン・ドゥ・ランジェリー  ラ・セレス をよろしくお願い申し上げます。

パターンメーキング実習20・・・展開パターン例について

 すでにもう皆さんはパターンをアウトプットして手元にあることと思います。しかし「これがブラジャーのパターンなのだ」と認識することは出来たにせよ、具体的に次に何をすれば良いかが問題になってきます。
ではこれから詳しく見てゆきましょう。



 最初に皆さんがアウトプットしたパターンの数(パーツ数)と形状とを確認しておきます。

下の写真をご覧ください。パーツ数は3パーツ、そして写真のような形でアウトプットされていますか?大きさはこの写真では確認できませんが、ほぼこの写真の形状で手元にあればパターンとしては大丈夫だと思います。

 皆さんの中にはブラジャーのパターンを初めて見られる方も多いかと思いますが、このような形状がブラジャーパターンの一般的なものですので、形状をパターン認識で頭の中にしまっておいてください。


大事なことを言い忘れています。

 ・ このパターンは左半身のものです。パターンナーさんの中には右半身で作図される方もおられますが私は左半身で行いますので覚えておいてください。
右半身のパターンでも左半身のパターンでも生地を裁断する時には右も左も同じ形になりますから、縫いあがった商品は変わりありません。ただ、製図を見た時にいつも自分が行っているのと逆のものだとなかなか扱い辛いというだけです。
 このように工業用製図は通常半身のものを作成し、それを倍に拡げて製品を作ります。オーダー物などでは左身と右身の形状を変えてそれぞれにぴったりのパターンを作ることもありますが、普通は大量生産を前提とするので左右対称にパターンを作ります。

 ・ もうひとつ、このパターンは「平面製図」で作成したパターンです。パターンの作図法には大きく分けて「平面製図」による方法と「立体裁断」による方法とがあります。
 下着類、殊にファンデーション類の製図は「平面製図」の作図法によるのがほとんどです。それはなぜなのか?、両者の違い、特徴は大変長くなるので省略します。ご興味ある方は例によって直接ご来社ください。




                   pattern
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。